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年金受給繰り下げ年齢75歳まで引き伸し

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 年金受給繰り下げ年齢を75歳まで引き伸ばす。

 政府はそんなことを検討しているようだ。

 田村憲久厚生労働相は5月11日にNHKで放送された番組で、基礎年金の70歳まで繰り下げられる受給開始年齢を、さらに75歳までのばすのもひとつの方向性としてあると発言した。

 

現在の年金受給開始年齢は?

 現在の受給開始年齢は、原則65歳。

 「繰り下げ受給」は開始年齢を遅らせる。

 年金の繰り下げ受給を選択すると毎月の年金額が上積みされる。

 70歳まで繰り下げると年金受給額が42%増える。

 

年金受給年齢繰り下げ年齢の引き伸ばしで何が起こる?

 あくまで管理人の私見だが、65歳から年金受給のまま繰り下げ受給の年齢を75歳に伸ばすとしたら、65歳からの年金受給者の年金はさらに減らされるだろうと思う。

 

 65歳からの年金受給を選択することができればまだましだが。

 年金受給70歳開始の前段階なのではないのだろうか?

 

 そして、いずれは年金受給75歳とかになったりして。

 いくら老人が元気でも、75歳まで働くのは難しいと思う。

 いや、70歳まで働くのだって難しい。

 まあ、限られた財源で年金を払おうと思ったら何らかの方策を採るしかないとは思う。

 

厚生労働省は老人をどうしたいのか?

 最近、病院の診療報酬が改正された。

 病床数200床以下の病院にたいして行われた診療報酬の改正の中で重要視されたのが老人などの在宅復帰率。

 乱暴な言い方をすると、在宅復帰率が低い病院にはお金を払いません!

 ということ。

 在宅と認められるのは、『自宅』『在宅復帰率の高い老人保健施設』『在宅復帰率の高い診療所など』『養護老人ホーム』『グループホーム』。

 

 そして、今回の診療報酬で目立つのが14日以内の加算。

 という文字。

 極端な話、14日以内で患者を退院させるのが、一般の病院にとっては一番効率がいい。

 

 今まで、200床以下の中小病院は長く患者を入院させてもある程度収入があった。

 が、今回の改正で、明らかに長期入院の患者では生き残っていけなくなるのがはっきりした。

 ここで何が起こるかといえば『家に帰ってこられて困った』という状態。

 最終的には、この家に帰ってこられて困ったという世論を作りたいんじゃないかと思う。

 今までは入院させとけば対してお金がかからない。

 年金も家族に入ってくる。

 という状況だったが。

 これからはそうは行かない。

 

 マスコミなどに言わせれば『老人の切捨て』になるのかもしれない。

 が、家で老人を介護するという苦労を味わってみるのもひとつの手かも。

 何しろ、高齢の患者やその家族に悩まされている介護者や看護者もたくさんいるらしいし。

 

 ただ、今の社会状況だと本当に困ってしまう人が多発しそうだが。

 家族にしてみれば老人がもらう年金より、家族の生活。

 介護が必要な状態になってまで長生きさせなくていい。

 という世論を作りたいのかも。




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