巨額の生活保護費横領はなぜできた?河内長野市職員生活保護費横領
生活保護費を横領。
生活保護費にまつわるお話はいろいろあるが、今回の事件は、市の職員が生活保護費を横領したって話。
河内長野市職員生活保護費横領疑いで逮捕
業務上横領容疑で同市都市建設部主査、宮本昌浩容疑者(43)が逮捕された。
生活福祉課在籍の2010年5~11月、生活保護費約四百数十万円を横領した疑い。
同容疑者は09年1月~11年3月、支給状況を記録する電算システムの管理と経理事務を担当し、着服は1326回に及んだ。
ちなみに、その間に発生した使途不明金は約2億6600万円。
この、約2億6600万円についても横領した疑いがある。
2012年8月の電算システムの更新で横領事件が発覚した。
生活保護費横領の手口
・口座振替を利用している受給者のデータを、窓口払いであると設定するなどして、その架空のデータ分を横領していた。
・受給者に支払われる生活保護費の金額を上乗せして、市の口座から現金を引き出し、上乗せ分を横領するなどした手口。
宮本容疑者は、受給者が保護費を受け取った際に、押印する領収書を自らが用意した印鑑などを使って偽造し、電算システムにも不正に入力していた。
・架空の受給者や、死亡・転居で保護が停止された元受給者名義の領収書なども約400枚分偽造。
複数の同僚に頼み、受給者が記入する保護費の領収書をほぼ白紙の状態で約900枚調達していた。
同市では保護費を窓口で支給した場合、受給者に領収書を渡し、金額、氏名を記入のうえ押印して提出してもらう決まり。
それを経理担当が集めて会計課に提出し、口座に入金した保護費の金額と相違がないかチェックする仕組みだった。
なぜ多額の生活保護費横領ができたのか?
・ケースワーカー(CW)と電算システム管理、経理を長年兼務。
要するに、全部兼任しいたために、チェック機能が働かず、今まで横領が見抜けなかったという話。
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