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刑事事件の『不起訴』『起訴』って?資格収得ができない場合も

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TVの刑事ドラマなどで事件の加害者について、『不起訴』『起訴』なんて言葉を聴いたことがある人多いと思う。

 さて、この刑事事件の『不起訴』ってどういうこと?

 

不起訴処分とは?

・不起訴(処分)とは、公訴を提起しない旨の検察官による処分のこと。

・不起訴になった場合『前歴』と言われるように、捜査機関によって被疑者として逮捕され、書類送致され、又は微罪処分・不起訴処分された記録が捜査機関(警察・検察)に記録として保有され続けることになる。

・前歴のデメリット=再度犯罪を起こした場合、検察、裁判所により、マイナスの評価をうける。

 

起訴処分になった場合

・裁判所での裁判の結果によっては、罰金または、懲役禁固刑となるばあいがある。

・罰金以上の刑が確定した場合、社会生活上のさまざまなデメリットが生じる可能性がある。

 

罰金刑以上の刑が確定した場合のデメリット

・公務員への就職

⇒国家公務員法第38条2号、地方公務員法第16条2号等は、「禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者」は何れも公務員となれない。

 

・罰金の前科があることによる資格制限

⇒古物営業の許可、「第31条(古物営業法上の罪)に規定する罪若しくは刑法第247条(背任罪)、第254条(遺失物等横領)若しくは第256条第2項(盗品譲り受け等)に規定する罪を犯して罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることのなくなった日から起算して5年を経過しない者」については許可が認められない。
(古物営業法第4条2号)。

⇒医師(医師法4条3号)、歯科医師(歯科医師法4条3号)、薬剤師(薬剤師法第5条3号)、保健師、助産師、看護師、准看護師(保健師助産師看護師法9条1号)
 「罰金以上の刑に処せられた者」一般について、「免許を与えないことがある。」

 いずれにせよ、これらの資格制限は、「罰金以下の刑の執行を終わり又はその執行の免除を得た者が罰金以上の刑に処せられないで5年を経過したとき」「刑の言渡しは、効力を失う」(刑法34条の2)とされている。

 その他の資格についても、収得に制限がかかる場合がある。

 

・再犯の場合のデメリット

⇒刑法34条の2
 「禁錮以上の刑の執行を終わり又はその執行の免除を得た者が罰金以上の刑に処せられないで十年を経過したときは、刑の言渡しは、効力を失う。
 罰金以下の刑の執行を終わり又はその執行の免除を得た者が罰金以上の刑に処せられないで五年を経過したときも、同様とする。」
 としている。
 が、最高裁判所昭和29年3月11日第一小法廷判決(刑集8巻3号270頁 最高裁HP)は、この条文により効力を失った刑の言い渡しであっても量刑判断の資料にすることができるとしている。

 

・アメリカへの短期の渡航

⇒ 「ビザ免除プログラムを利用できない場合」として、「有罪判決の有無にかかわらず逮捕歴のある方、 犯罪暦(恩赦や大赦などの法的措置がとられた場合も含む)がある方、重い伝染病を患っている方、過去に米国への入国を拒否されたり強制送還された方、そしてビザ免除プログラムで入国し、オーバーステイしたことがある方は、ビザ免除プログラムを利用することはできません。渡米するためには、ビザを取得しなければなりません。ビザを持たずに入国しようとすると入国を拒否されることがあります。」
 (アメリカ大使館HP)

 

 てなわけで、どんなに小さな犯罪でも起訴されて、罰金以上の刑罰が確定すると、いろいろ、人生デメリットがあるようだ。

 




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